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2024年パリ五輪 男女混合競歩リレー 男女混合競歩リレーの魅力④ 男女混合競歩リレーの適性のある選手は?
男女混合競歩リレーの魅力①では、難しさを解説しています。
男女混合競歩リレーの魅力②では、ペアの組み合わせを解説しています
男女混合競歩リレーの魅力③では、2回10km歩くことを解説しています
2024年パリ五輪 男女混合競歩リレー が五輪新種目として開催されます
その魅力と面白さ!をデータを交えて解説していきます!
男女混合競歩リレーでは、2名の男女選手が交互に10㎞以上をリレーします
合計20㎞を歩くわけですが、途中で40-47分ぐらいの休憩が、入ってしまいます
それでも、自分の20㎞と同じタイムで歩けるかどうか?は
この競技の適性を見る中で重要な要素でしょう
2024年世界競歩チーム選手権男女混合競歩リレーの上位20チームの
各選手のPBと世界競歩チーム選手権で歩いた20㎞の合計タイムを比較して
PB(パーソナルベスト:自己記録)に対してどれくらいの割合で実力を発揮できたか?を調べてみました。
優勝したITA2は男女ともにほぼPB(自己記録)で歩いており
例え40-47分の休憩が入っても、しっかり回復し実力を出し切っています
金メダルを獲るレースを2人ともがやり切りました
2位のJPNチームは池田選手が男子の中では11位のPB率でした
ただ、そもそも池田選手の自己記録は世界歴代3位にあたる好記録だけに
なかなか簡単にだせるタイムではないのも確かです。
チームのPB率が全体の6位でも2位になれたのは、力があるチームだったからでしょう
ブラジル・オーストラリアはPB率がチームとしては10・11位
自己記録通り歩くことが苦労した様子が分かります。
特筆すべきは、JPN3チームの高橋選手
自己記録以上のタイムで歩いています。
休みがあっても歩き切れる、この能力が
彼を初めての五輪に導いたのでしょう
UKR3チームもCOL2チームも持ちタイムは18位と20位でしたが
PB率が2位と3位だったので、UKR3チームは8位、COL2チームは13位と健闘しました
PB率の高さを意識することは実力で劣るチームが目指すべきポイントでしょう
栁澤 哲(競歩TV解説者)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%81%E6%BE%A4%E5%93%B2
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