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#パリ五輪 #競歩 はマラソン(42.195㎞)を男女でリレーが決定 そして、今考えられること。

世界陸連がパリ五輪で競歩種目を

当初の35㎞から、フルマラソン(42.195㎞)の距離へと変更しました。

そして、レースの仕方も踏み込んで発表しています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/191fbfafac551497f3b8f50a1dbd2fcbb1a9e595

 

42.195㎞を、約10.55kmというマラソンを4分割した距離を

男女1名づつの選手で交互にリレーする

順番も、男性ー女性ー男性ー女性と明確に明記しているので

この順番でリレーすることになると思います。

これが何を意味するのか?というと

・スピード化

・インターバルの戦略

の2点でしょう。

 

10.5㎞くらいだと、、、

日本の男子選手だと40-42分ぐらいで歩きます

女子選手だと45-47分ぐらいでしょう

つまり、それぞれ2本目もタイムが落ちなければ

フルマラソンを競歩選手が男女でリレーをすると、

【2時間58分、サブ3】をするタイムが予想されます。

 

そして、1度レースをしてから、再びレースをするのに

男子選手なら45-47分くらい待たねばならず

女子選手なら40-42分くらい待つ、ということです。

 

これは、かなり戦略的な作戦を求められでしょう。

回復のためにすべきこと、が求められ

どこまでのサポートが認められるのか?にもよりますが

第三者がサポート出来ないなら

給水・栄養・休養の取り方、そして改めての試合に入るためのウォームアップの仕方

仮に、トレーナーを認めるなら

マッサージの仕方はどうすべきか?ということも戦略的に考えないといけません

 

レース自体の戦略もしっかり作りたいです

男性ー女性ー男性ー女性なので、それぞれ2回づつ歩く訳ですが

男性は、2回とも全力で歩くべきでしょう

女性は、1回目は全力ではなく余力を残し、2回目に全力すべきでしょう

なぜ女性は1回目は余力を残すべきか?というと

アンカーが女性ということは、最終的な順位を確定させるのが「女性」がするからです

五輪で重要なのは、「順位」

そうなると、1回目で疲れ切ってしまうのは得策ではなく、

競ったときに勝ち切る余力を残せるのが大切です

だからこそ1回目は全力は使えないでしょう

もちろん、途中経過で戦略は変わると思いますが、

アンカーとなる女性の負担は大きくなると考えています

 

選手選考にもこの男女の順番は影響するでしょう

男性は、速い選手を選ぶことは鉄則で、リカバリーの技術が上手くいくのであれば

スピード重視の選考をすべきでしょう

女性は、「勝負強さ」も考えたいです。

競ったときに負けないという「勝ち切る強い精神力」が必要になります

もちろん、最後の競り合いでの「フォームの正確性」も必要ですが、

個人的には女子選手は「勝ち切る強い精神力」を重視した方が良いでしょう

 

まだまだ、レースの距離と男女に順番が明確になっただけで

細かい部分は発表されていません

 

・歩形違反はどう取り扱うのか?

・インターバルレギュレーション(次の順番までの待機の仕方)

・国内での選考会をどうするか?10㎞を作るか?20㎞から選ぶのか?

などなど

 

日本選手権35㎞直前の発表となり、、、

選手たちの心理を考えると、厳しいタイミングでの発表となりましたが

まずは今年の世界陸上ブタペストは35㎞での開催は決まっています。

一つ一つのミッションで結果を出し続けることで

競歩をやってみたい!と思う人を増やしていって欲しいと思っています

 

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