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東京五輪競歩TV解説 裏話その2 トマラ選手
「トマラが止まらない」
50㎞競歩で、トマラ選手が集団を抜け出して
2位グループをどんどん引き離し始めたとき、
50㎞競歩でも、20㎞競歩でも全く実績がなく、
トマラ選手を逃がした、2位グループ同様に、
「きっとそのうちに、ペースが落ちてく集団に拾われるだろう」
っと考えて、トマラ選手の飛び出しを見てました。
トマラ選手の1㎞のラップは4’16前後、
これは、かなり速く、暑くなり始めた段階で
このペースに上げるのはリスクは高く、
最初にトマラ選手のラップを手元で画面を見ながら計測したとき
測り間違えったと思って、解説をしませんでした。
しかし、実際は間違えていなく、
トマラ選手はどんどん後続を引き離す。
さすがに止まるだろう(ペースが遅くなるだろう)っと思った
30㎞付近でもペースは衰えない、
そこで頭に浮かんだのが
「トマラ、止まらない」
完全なる「おやじギャグ」
しかし、ペースの落ちないトマラ選手をどう視聴者に伝えるか?
悩みました。
「トマラ選手、ペースが落ちませんねぇ」
言葉に緊張感が無くて伝わり難い
トマラ、止まらない。。。
これは、もう、サラッと言うしかない!
っと思って、
「トマラ選手、止まりませんねぇ」
すると少し間をおいて、隣の実況アナウンサーが
「柳澤さん、いまの「おやじギャグ」ですよね」っと言った雰囲気で
こちらを向くのが分かる
けど、恥ずかしくて無視してしまいました(笑)