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ウォーキングブログ
高地トレーニング LHTL(Living Hi traning Low)生活は空気の薄い高地で、トレーニングは空気の濃い標高の低いところでトレーニングをする、ということです。
オーストラリアの競歩チームが好んで取っていた手法が
LHTLという高地トレーニングの手法です。
生活は空気の薄い場所で過ごして、心肺機能に刺激を入れ続けます。
トレーニングの時は、空気の濃い平地でおこないます。
このとき、生活環境は「3000m」で設定されることがほとんどです。
このLHTLの利点は、トレーニングが空気の濃い場所で出来るので
負荷の高いトレーニングが出来ます。
空気が薄いとどうしてもパフォーマンスが落ちるし
身体への負荷も非常に大きくなります。
欠点は2つ
高地環境下に生活するので慣れないと熟睡が難しく
安眠が得られず疲労が抜けにくい
もう一つは、8-12時間は低酸素ルームにいないといけないので
とても暇。。。
食事以外は、ほぼ低酸素ルームにいます。
では、この低酸素ルームをどうやって作るかというと
「テント」
合宿先では、ベットや机を一度すべて廊下に出して、
室内にテントを作り、テントの中に机とベットを戻して生活環境を作ります。
オーストラリアチームと帯同したときは、この低酸素ルームを1日に4つほど作り
合宿明けはこのテントをばらす。。。
この作業をほぼ一人でやっていたので、テントに組み立ては誰よりも詳しくなりました(苦笑)
実はこの低酸素ルームは国によって使用して良い国と不可の国があります。
イタリアはこのような低酸素ルームを使用することは禁じられており、
使うことが出来ないので、スイスで宿舎を構えて低酸素ルームで生活し
トレーニングは施設のあるイタリアでおこなう!
っと日本では考えられない、連日国境をまたぐ、なんて日々もありました。
選手はいろんな苦労をしながらトレーニングをしているのです