BLOG
ウォーキングブログ
ランニングコーチはきっとあまり言わない。大会で最下位の方に「速過ぎます!」というのが、ウォーキング(競歩)コーチという仕事。
「初めてテン6(10㎞を時速6㎞で歩く大会)に出たときに、
周りの方に着いていこう頑張ってたのに
最下位でゴールしてしまったら。
柳澤さんから”速すぎます!”って言われたんですよね(笑)」
っと、言われました。
すっかりそんなことをその方に言ったことは忘れてましたが(笑)
自分でも言いそうだな、っと思える言葉でした。
なぜ「速すぎる」っと言ったのかは
フォームに修正点が多く、そのまま速く歩いてしまったら
その後の「伸びしろ」が少なくなる、っと思ったからです。
目指したいのは「今だけ速い」ではなく、これからも「少しづつでも速くなりたい」
ジャンプが出来なくて、歩くだけだからこそ体力だけでなく
テクニックが重要となるのは「ウォーキング(競歩)」
今も速いですが、これから「もっと速くなりますよ」
っというメッセージの込めた最下位の方への速すぎます!というコメントでした
そして、大事なのは
最下位だから他の方と比べれば「遅い」のかもしれませんが
スポーツの楽しさは、誰かと競争だけではありません。
自分の競技力が向上したり
出来ないと思っていたことが出来るようになったり
そういう事もスポーツの「楽しさ」です。
私としてはそういう「楽しさ」を多くの知って欲しいと思っています。
競技者だったので「競争」がメインと思われがちですが
スポーツの本質は「出来なかったこと、出来るようになる、楽しさ」
だと思っています。