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世界最高記録(非公認)10000m競歩 37分25秒 高橋選手が樹立!その記録の凄さを解説します
11月14日 順天堂大学長距離記録会で高橋英輝選手が
10000m競歩で37分25秒の日本記録を更新しました。
これは世界記録でもありますが、国際審判員がいないと世界記録とは認められないので
世界記録とはなりませんでした。
日本記録が世界記録を上回るという珍現象が起きました。
この記録がどれぐらい「凄い!」かというと
2019年度版の陸上競技マガジン記録集計号の高校生女子の10000m走のランキングで53位に相当します
つまり、全国の女子高生ランナーと競争しても「歩いて」53位になれるということです。
東日本マスターズロードレース大会に「歩いて」出場しても、女子選手は誰も勝つことが出来ません
男子選手の中でも全体で20位くらいになります。140名ぐらい参加してますが。。。
つまり、一般の方が出るような大会だと、女性では歩いている高橋選手に走っても勝つことは出来ず
男子選手でも一般ランナーと戦っても80%の選手は「歩いている」高橋選手に負けるのです。
正直、私も走ったとしても歩く高橋選手に勝てる気はしません(笑)
ランナーの方や一般の方は、競歩を見て走っている!っという方は多いですが
ルールがあり、worldathltics(世界陸連)が「歩く(競歩)」という定義をしている中で行っています
審判員が判定しているなかで出されている記録なのです。
速い=走っている、というのは乱暴な理屈です。
速いから走っているのでなく、歩くルールから逸脱しているから「走っている」のです。⇒詳しくはこちら
次回は、「世界記録から見えてくる競歩の課題」を書きたいと思います