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熾烈を極める東京五輪 競歩日本代表選考 展望①
東京五輪を控えて、いよいよ来月から選考レースが本格化します。
2月日本選手権20km競歩(神戸)20km競歩
3月全日本競歩20km競歩(能美)20km競歩
4月日本選手権50km競歩(輪島)50km競歩
上記大会を全て終えて選考しますが、
男女20km・男子50kmともにそれぞれの大会結果で
代表内定が直ぐ出てしまうことになるでしょう。
本来であれば全ての選考会が終了し
結果を踏まえて、定められている選考条件によって
代表選手を決めます
しかし、レース結果が良ければいち早く選手に「代表内定」を出します
五輪に向けて準備をさせるようにする
これが「代表内定」のメリットです。
全ての選考会終わるまで、もつれると代表に選ばれるのが4月の輪島まで掛かってしまう
どの選手も選考レースではこの「代表内定」をとりいくでしょう。
ではその内定条件とはどんなものでしょう
すでに3名の選手が内定を獲得しています
そもそも内定条件とは。。。
内定条件
1)ドーハ 2019 世界陸上競技選手権大会(以下、「ドーハ世界選手権」)3 位入賞による内定
ドーハ世界選手権において、日本人最上位で 3 位入賞以内の成績を収めた競技者で、2020 年
5 月 3 日(ミンスク 2020 世界競歩チーム選手権)までに本大会の参加標準記録を満たした競技者。
2)各国内選考競技会の成績による内定
各国内選考競技会の日本人最上位者で、2020 年 5 月 3 日(ミンスク 2020 世界競歩チーム選手権)までに派遣設定記録を満たした競技者。
まず内定条件(1)に既に2名の選手が条件をクリアして代表内定を出しています。
世界陸上ドーハ大会50km競歩金メダル鈴木雄介選手(2019年4月に参加標準記録突破済み)
世界陸上ドーハ大会20km競歩金メダル山西和宏選手(2019年3月に参加標準記録突破済み)
そして、内定条件(2)国内選考会にて1名クリアしています
全日本競歩50km競歩(高畠)、優勝:川野将虎選手(優勝タイムが派遣標準記録突破)
そのため、来月から始まる選考レースでは
男子50km競歩は4月日本選手権50km(輪島)にて、残り1名
男子20km競歩は2月日本選手権20km(神戸)・全日本競歩20km(能美)にて、残り2名
女子20km競歩は2月日本選手権20km(神戸)・全日本競歩20km(能美)にて、残り3名
代表の座を懸けて戦います
この選考会で、派遣標準記録を突破して日本人最上位になれば「内定」が出ます。
今の選手はレベルが高いので、よっぽど気象条件が悪くならない限り
派遣標準記録を突破しないと日本人最上位にはなれません
男子50㎞競歩 派遣標準記録3:45’00
男子20㎞競歩 派遣標準記録1:20’00
女子20㎞競歩 派遣標準記録1:30’00
このタイムを下回って日本人最上位はかなり難しいのが実際です。
選考会で「日本人最上位=代表内定」となる確率が高いでしょう
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