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対談Vol3 片麻痺の方の感じる「リハビリ」と「トレーニング」の違い、ウォーキング以外にもあった日常生活の効果とは?片麻痺の方との対談

対談のVol3です。

発症と苦悩、そして「トレーニング」

Nさんは、片麻痺の患者さんとして、「リハビリ」を長くしてきました。

その経験と、柳澤の提案する「トレーニング」の違い

そして、何が変わったのか?を具体的に話してくれています。

結果として、ウォーキング以外にも移動の中で、大きく改善できたこととは?

―――――――――――――――

柳澤:リハビリをやって、柳澤のトレーニングをしてみて、違いは何でした?

N:リハビリは必要以上にリスクを回避して、危なくは無いです。その代わり、厳しさもまったくありません。出来なくても当たり前のところから始まっています

もちろん、柳澤さんも無理やり何かをやらす、ということはまったく無いですし、言葉でも厳しいことはまったくないのですが、「できるでしょ!」っていうオーラが凄い(笑)

けど、その分、真剣に向き合ってくれているのが凄く伝わりました。それに、周りを巻き込んでリハビリはしてきましたが、リハビリの「緩さ」は私自身には今ひとつ合いませんでした

柳澤:「できるでしょ!」オーラですか(苦笑)。出来ないことは絶対にさせないようにしているのですが。。。緩いつもりで(笑)

N:リハビリの「緩さ」を物足りないっと思う方はけっこう多いと思いますよ。

柳澤さんには、厳しいことは言われませんが、求められることが多くて大変(笑)。

けど、その大変さが続けてこれた理由だと思います。

柳澤:そうですか(苦笑)、そんなたくさん課題をだしてますか(笑)。今後は調整したいと思います!

とは言え、Nさんは動画のようにだいぶ歩けるようになってますが、日常生活の中でも、まだまだ大変な部分は多いと思いますが

まずは、日常生活だとどんなときですか?

N:傾斜があって道が凸凹している場所は、整備して!って役所に電話したくなります。

柳澤:トレーニングでは?

N:求められることは多いですが、1つ1つのことは大変だと思ったことはありません。

柳澤:「できるでしょ!」ってオーラも出してますし(笑)

苦労の甲斐があって、いろいろと出来るようになってきましたが、ウォーキングを習っていて印象に残っている身体の使い方は何ですか?

N:障害物は踏め!ですね(笑)

柳澤:そうですね(笑)、障害物は踏めば躓かないので(笑)

N:それと、歩くスピードはかなり速くなっていて(笑)

病院が9時からなんで、いつも通りにでたらやたら早くついてしまって(笑)、待たなきゃいけなかったのは、とても大変でした。

これからはもっと遅く出ないと(笑)

あとは躓き難くなったし、転びそうとか、バランスを崩すとかヒヤッとする場面が格段に少なくなりました。

柳澤:私が思うのは、歩きながら話せるようになりましたよね。最初はそれがまったく出来なかった。

N:それは「高次脳機能障害」ですね。確かにそれも良くなりました。

やはり、いろいろと出来るようになりましたね。

バスの昇り降りは、いままでとは全然違います。左足(麻痺側の足)に信頼が置けるようになってきたので、
昇り降りはガンガンしています。左足は怖くてまったく使えなかったですから。

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