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100kmウォーク 吐き気対策のはなし
100㎞ウォークをされている方で
歩いている途中で、「吐き気」に襲われる方が多いようです。
以前にも書いたことがあるかとは思いますが・・・
これは、ちょっと意外でした。
我々、競歩の選手ではトレーニング中で「吐き気」に襲われるのは
極々まれなことで、吐き気で練習が出来なくなる。
ということは、ほとんどありません。
ただ、メール通信などで聞いてみると
結構、理由は明白です。
「濃度を変えない給水」「ロキソニン」「後半での固形物の摂取」
この3つが大きく原因に挙げられます。
まず、濃度を変えない給水は、胃に負担がかかり、スポーツドリンクが
吸収されずにどんどん胃にたまっていきます
「胃がちゃぽんちゃぽん」言う、という体験を多くの方がしたことがあると思います。
この状態でさらに給水を摂りつつ歩き続ければ、そりゃ気持ち悪くなります。
歩いている最中に「ロキソニン」を摂る方が多いようです。
一般のマラソンランナーでもいるようですが、お勧めできません。
確かに「ロキソニン」は禁止薬物では無いですし、一般のランナーやウォーカーの方は
ドーピング検査の枠組みの外ですが、「薬」を飲みながら競技をする
っというのは、禁止薬物でないからOK、という理屈で飲むのは
ちょっと違うと思います。
そういう倫理的な部分だけでなく、やはり空腹状態で投薬をするのは
胃に負担が掛かるのは明白です。
そして、後半になって疲れている状態で、胃に固形物を入れるのは
そりゃ、胃も気持ち悪くなります。
疲れていて消化機能が落ちている中で、固形物が入ってくるのですから
気持ち悪くなるのは当然です。
エイドステーションで美味しいものを食べる、のが楽しみ!
というのであれば、タイムが出せないのは仕方がないと考えるべきでしょう。
こういう、給水・補食の知識が100kmウォーカーに広まれば
タイムは全体的に飛躍的に縮まると思います。