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競歩の未来を考えるお話 #世界一熾烈な代表争い #競歩

#世界一熾烈な代表争い とハッシュタグをつけて

陸連が積極的に、2月に開催される「日本選手権20㎞神戸大会」

を盛り上げています。

おそらく、陸連としてWEBコンサルタントを雇っていろいろとやっていると思います。

 

競歩の未来を考える人、が増えてきたので、

長文になりましたが、このブログを書いてみました。

2日間に渡ってお送りしたいと思います

 

世界で多くの選手が結果を出しているが、なかなか世の中的には【人気】は得られていない

ここが、悩ましいところ

 

そもそも、【スポーツの人気】とは何か?っと

【スポーツの人気】の定義づけをするならば

1つ目の要件《多くの人に応援される》

2つ目の要件《実際にそのスポーツを楽しんでる人が多い》

この2要件を満たしていることでしょう。

野球・サッカー・マラソン・柔道などなど、人気種目はこの2要件を満たしています

 

1つ目の要件、「応援される」という事は重要です

分かりやすいたとえになるのは、五輪種目か五輪種目じゃないか!、ということ

競技団体の死活問題になるくらいです

五輪種目であるだけで、「応援される」レベルは格段に上がります。

実際にやったことも、ほとんど見たことも無い、ルールすら曖昧、でも

その種目を応援し、五輪後も応援し続ける理由になります。

2つ目の要件、「実際にそのスポーツを楽しんだことがある(あった)人が多い」

どんなきっかけであれ、そのスポーツを少しでもやったことがあると

身近に感じることもでき、情報収集も積極的になり、

自らもそのスポーツの情報発信者になってくれるという点もあります。

1つ目の要件より、2つ目の要件が人気として出やすいのは分かるでしょう

学校の授業でやったは大きなことなのです。

 

陸連としてもHPに競歩専門サイトが出来たりして、

活発に競歩の人気獲得のためのPRに動いてます。

 

この目標となる【人気】獲得のための施策のKPI目標はどこに置くのか?

これはとても重要です。

※KPIとは目標たっせいのために、途中で達成すべき数値目標、

分かりやすく言えば「マラソン完走のためにまずはハーフマラソンを完走目標にしましょう」

ということです。

 

この KPI目標設定を、具体的な数字を客観的に提示しながら、

どう考えていくべきか?をみなさんと共有したいと思います。

そんな訳で、ウォーキング・競歩の情報を得たい方にはつまらない内容になります

しかも長いです(笑)

 

 

目標は【人気】ですから、1つめの要件

【多くの方から応援されている】のか、を検証していきたいと思います。

観られている=応援されている、とするならば、、、

最近はYouTube動画で競歩のレースもLive配信されています。

日本選手権大会神戸20㎞だけ見ると再生数は

2019年 1.5万再生(アーカイブ再生含む)

2020年 2.4万再生(アーカイブ再生含む)

2021年 3.3万再生(アーカイブ再生含む)

2022年 2.3万再生(アーカイブ再生含む)

2022年は再生数が極端に落ち見えますが、アーカイブ期間が1年しかない部分も

あるでしょう。

さて、この数字は優秀なのか?悪いのか?

他のマイナー競技と言われる種目のyoutubeLive配信はどれだけみられているか、で

ちょっと考えてみたいと思います。

 

カヌーと、スケボーの、YouTube動画Live配信

日本カヌースラローム選手権 1500再生(アーカイブ3ヶ月含む)

日本スケートボード選手権 男子ストリート 2万再生(アーカイブ2か月含む)

カヌーは日本選手権はTV放送はありませんが、NHK杯を持っており、NHKで地上波TV放送されます

スケボー日本選手権は日テレが地上波ディレード放送(同日遅れて放送)をしています。

しかも、平野歩夢選手が出場しての数字です。

 

この2競技と比べると、

地上波放送が世界陸上・五輪しかありませんが

日本選手権の地上波放送のない競歩は

かなり良い再生数(見られいてる数)だという事が分かります。

 

実は、競歩の【応援されている】(見られている)は高いと感じています。

数字で例を出すと、

東京五輪 男子20㎞競歩の視聴率9.7%

平日17時台の放送で働いている方であれば

帰宅時間帯となり視聴率を稼ぐには苦しい時間帯でした

ですが

同じ平日17時台に行われた柔道女子78㎏超級決勝の視聴率9.1%

そして一概には比較できませんが、視聴率が取れる在宅率の高い

ゴールデンタイム日曜20時台 男子バレーボール日本VSイランの視聴率9.7%

男子20㎞競歩と同じ視聴率です

決勝種目の放送が重なり視聴率が分散した印象ですが、観られいてるという点では

とても、競歩の「応援されている」という数が低いとは思えません。

 

無いのは【人気】のもう一つ要件、2つ目の要件

「実際にやってみた(みる)」

という方の数が圧倒に少なすぎます。

 

「応援されれば(見てもらえれば)実際に競技もやってみてもらえる」

っという、どんな根拠?みたいな幻想があります。

女子サッカーは過去にワールドカップ優勝でも、今の扱いはメジャーではありません

 

観てもらえればよい、結果を出せば良い、は通用しません。

ハッキリ言って「再生回数だけを上げる」のであればネット広告を打てばある程度解決します。

お金で解決します

TVと違って番組表がある訳ではなく、能動的に情報を取り行かないと

ネット上で何が起きているかなんて誰も分かりません。

競歩の試合がLive配信している、を知っている人は皆無と言って良いでしょう

逆を言えば、しっかりとネット広告を打てば、

ネットはTVよりもターゲット層をセグメントしやすいので

お金の問題で、ある程度の結果は出せます

「費用対効果」があえば、、、ですし、

競歩では致命的な欠点がネット上にあります(後述)

 

ただ、お金を出して再生数を増やしたとしても

「人気」の第一要件は満たせない場合もあります

 

このサイトの閲覧数が爆上りしたときがありました。

もう永遠にあの記録は抜かれないのでは(笑)、っと思っていますが

それはどんな時かと言うと

「ジャニーズのアイドルの方に競歩を教えたコーナーの裏話」を書いたときです。

1日だけで11,000viewがありました。

 

では、その後に競歩への講習会の参加人数や、継続してこのサイトが見られたかと言えば

そんなことは無く、このview数の高いブームは10日間で消えました。

このサイトが面白くないから、と言われてしまえばそれまでですが、、、

結局、「view数が増えたとしても、競歩が人気が出る」にイコールにはならないのです。

 

実はマーケティング的にも、競歩を好きになってくれそうな層の

view数が増えた訳ではないからなのは明白です

 

このサイトを見る層は、40-60代男性が80%です。

ジャニーズのアイドルの皆さんを応援する層とは違うので、「view数だけが伸びた」と言う結果でした。

おそらく、陸連の競歩のサイトもview数の見ているユーザー解析をすれば同じような結果でしょうし

把握はしていると思います。

 

無料ビジネスは、無料95%でも有料になる方が5%いれば成立する、というのが有名ですが

マーケット層があまりにも違い過ぎたので

11000viewの5%、550名が参加はその直後に開かれた講習会で押し寄せたということはありません。

ターゲットを絞って発信をしないと、「たくさん見られて良かった」で終わってしまい

本質的な結果にならなくなります。

 

この例は特別だとして、東京五輪でメダルを獲ったときもview数はというと

メダルも獲得し、メディアにも選手がたくさん登場しました

ですが、、、

 

東京五輪でこのサイトのview数は1950view、最大view数の1/6程度です。

 

もちろん、普段よりは多くはなりましたが、メダルを獲得した割には伸びなかった

と言うのは正直なところです

ちなみに2019年世界陸上ドーハ大会で鈴木・山西選手が金メダルを獲ったときは

1250view数。世界陸上より五輪の方が注目度の高さが伺えます

実際、世界陸上をみてやってみたい!と思って講習会に参加した方はいました

ですが、追加で講習会を開催しないとダメ、というほどでは無かったです。

 

「量(view数や再生数)」は人気を計るものではありません。

もちろん、観てもらうには意義がありますが、

「観てもらってその先どうしてもらいたいか?」

まで考える必要はあると思います。

 

つまり、

実際にやってみる(やってみたい)っと、思ってもらうこと

人気の第2要件を増やす、つなげるということです。

 

そうしないと、「観られた」一過性で終わってしまいます。

そもそも、競歩の情報がネット上に少なすぎます。

それが、「お尻を振って歩く」「格好悪いスポーツ」という

先入観を払しょくするような、情報が少なく、

ネガティブな印象だけが残り

「実際のやってみる(やっていみたい)」という数が

増えない大きな要因だと考えています

 

皆さんも知りたいことの情報をネット検索すると思います

ネットで検索を掛けたときにヒット数が出ますが、これはネット上に乗っている

検索したことの「情報数」ともいえます。

この情報数が多ければ多いほど、ユーザーの眼に競歩の情報が入りやすくなりますが

Googleで検索を掛けると

「マラソン」でのヒット数 60,800,000件

「競歩」でのヒット数 1,140,000件

マラソンの方が競歩より53倍も情報量があり、ネットで検索したときに眼につきやすいのです。

情報量が多いと「情報の幅」があるのでレベルの違いを網羅し

幅広い方に向けてマラソンの情報を手にすることが出来ます

 

ですが、競歩はマラソンの1/53。

この致命的な差を埋めていかなければなりません。

 

選手たちが世界でマラソン以上に結果を出して

皆さんがやろう思っても

情報が圧倒的に少なすぎます

 

これはもうコツコツ、陸連も競歩選手も、引退した競歩選手も積極的に情報発信をしていかないと

とてもじゃないですが、追いつかない差でしょう

ですが!

 

実は、検索で一気にマラソンに追いつける方法があります。

次回に続く

ーーーーーーーーーー

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