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観客に慰められる…失格は人間ドラマ 五輪・世界陸上、TV解説席から見た競歩事件簿④ 競歩を楽しく観よう
国際大会での失格は、代表選手にとって非常にダメージが大きい。。。
失格を告げられる時の選手のリアクションは
その選手の人間性を包み隠さず見せてくれる
ある者は、何のリアクションもせずに
腰に手を当てて静かに去っていく
ある者は、憮然とした表情を見せて
体中から不満を発散させながら去っていく
ある者は、悲しみのオーラが一気に身を包み
涙ながらにコースを離れる
2017年世界陸上ロンドン大会、
地元イギリス代表ボスワース選手は、
自国開催という事もあり積極的なレースを展開した
しかし、モニターを見ていても明らかに
歩形違反ギリギリのフォーム。
先頭を歩いていたものの、2回目の警告カードを出されて
先頭から下がる。(3回の警告で失格)
そのまま、勝負所までフォームを修正してくるか?っと思っていたら
なんと11㎞を過ぎて前に出た。
しかも決してフォームは改善されていない。。。
案の定、すぐに3回目の警告を出されて「失格」となった。
映像に映し出されているが、放送席まで彼の鳴き声が聞こえてくるような
嘆きようだった。。。
コース横、イギリス国旗の前でうずくまり頭を抱える、
失格してしまう選手はたくさん映像で見てきたが
失格でここまでリアクションしている選手は初めてです
そばの観客も困ったと思います。
そっとボスワース選手の肩に手を掛けるのが印象的でした。
7:35:26 くらいにボスワース選手の様子が見れます