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50㎞競歩最後1枠を決める最大ポイント!!どのラップで5㎞20分台で歩くか?
日本記録が樹立された50㎞競歩の川野選手のラップを見てみましょう
5km 21:50
10km 21:47
15km 22:00
20km 20:27
25km 21:21
30km 21:52
35km 21:28
40km 21:54
45km 21:44
50km 22:22
20kmでハイラップの20分台が出ています。
ここでこの大会2位だった丸尾選手は離れてしまいました。
しかし、じりじりと追いあげて、30㎞で追いつきました
ですが、45㎞で再び離されてしまいました。
離された40-45㎞のラップをみると10秒しか上がっておらず、
決して極端に上がった訳ではありませんでした。
ハイラップで離されたの分を追いつくために、スタミナを使い
僅か10秒のペースアップでも苦しくなってしまったのかもしれません。
2019年輪島大会で鈴木選手が出した日本記録(当時)のラップは
5㎞ 22:21
10㎞ 21:57
15㎞ 22:00
20㎞ 21:56
25㎞ 22:08
30㎞ 22:10
35㎞ 21:38
40㎞ 20:49
45㎞ 21:14
50㎞ 22:44
苦しいところ35-40㎞でハイラップの20分台で
2位に入った川野選手を鈴木選手は突き放しました。
川野選手もこの時は20:58で追いすがり
最後の45-50㎞のラップは鈴木選手より30秒速いラップでしたが
追いつくことは出来ませんでした。
ハイラップを作ることは自分のスタミナを奪う「諸刃の剣」です。
ですが、競る相手に対して有効な攻撃になります。
それを川野選手は高畠で早い段階で使いましたが、
結果は素晴らしい判断となりました。
鈴木選手は非常に効果的なきつい場面で使い、
最後まで勝負をもつれさせませんでした。
誰が、どのタイミングでこの「5㎞20分台」というハイラップを作るのか?
そこにも注目したいと思います