BLOG
ウォーキングブログ
決戦!最後の1枠 東京五輪50㎞競歩代表! どんなレースになるのか?
競歩を知らない方が、少しでも興味を持って
週末の50㎞競歩を楽しみにしてもらたい!という視点で書きたいと思います。
まずは、どんな選手が出て、どう熾烈なのかはこちらを読んでください
下に続く
代表を決める要件は、
男子50㎞競歩
第 105 回日本陸上競技選手権大会・50km 競歩(2021/輪島)において日本人最上位者
で、派遣設定記録を満たした競技者
派遣設定記録は3時間45分。
このペースは4’30/㎞のペース。これで50㎞を歩くことはトップ選手にとっては
簡単では無いですが、決して高いハードルではありません。
この大会で五輪出場を狙うメンバーで、派遣設定記録より遅いタイムで
優勝が出来るとは思えないので、結果的に優勝者が代表内定となる可能性は非常に高いです。
そうなると、「優勝する」が大事なポイント。
途中でどんな順位であろうとも、最後にトップでゴールできれば良いレースです。
そういうレースをするための一番のセオリーは
・最後まで前に出ないで、ずっとトップ選手の後ろにつく
周りを利用して、体力を温存し最後にスピード勝負を仕掛ける。
これを全員がおこなうと極端なスローペースになります。
駅伝だとチームに勢いを作るタイムではなく順位が重要となる
区間の1区で良く起こる現象です。
ただ、スピードの無い選手は不利になりますし、
力が温存できる分、思わぬダークホースの活躍を許してしまいます。
そうなると、ある程度、50㎞競歩で実績のある選手は
スローな展開にするのではなく、自分のペースである程度速いラップを作り
例え後ろにずっと付かれたとしても、比較的速いペースで歩いて
付いてくる選手のスタミナを奪い、ラスト勝負に持ち込ませない
っという戦術が必要になってくるでしょう。
ただ、速すぎるペースを作ってしまうと、自分自身もスタミナ切れを起こしてしまう
危険性もはらんでいます。
・後ろについてラスト勝負に掛ける選手
・自分のペースでレースを作り付いてくる選手を揺さぶる選手
今回は基本的には今回は後者の選手の方が多い印象です。
そうなるとある程度の集団になる可能性が高いです。
もちろん、この2つに該当しないで、、、
飛び出す選手もいるでしょう。
この選手の扱いをどうするか。。。
トップ集団が迷うところでしょう。
あまり実績のない選手が飛び出すと、トップ集団は「いずれ落ちるだろう」っと考えて
追いかけるようなことはしないでしょう。
ただ、実績のある選手に行かれると。。。
難しい判断を迫られます。
順位が重要な試合で、実力者に逃げられるほど、後ろの集団を「不安」にさせることはありません。
そうなると自分のレースに徹する、のか?チャレンジするのか?の選択に迫られるでしょう
「自分のレースをして、実力を出し切れば満足です」的な優等生なコメントは
五輪代表が掛かっている場合は本心ではありません(笑)
スタートラインに立つまでにどれだけの方にサポートしてもらっていたか・・・
その人たちの気持ちを想えば、代表になれなくても満足的な言葉を言う選手は
そもそも代表になる資格が無い選手だと思います。
(厳しいようですが、日本代表とはそういう立場です)
話が反れました。。。
個人的には飛び出す選手はいるかもしれない、っと感じています。
50㎞は長いです。そこで飛び出すのは勇気のあること。
一か八かで飛び出しているのか、勝算があるのか?
これだけコロナで試合が無かったので、やはり一か八か感は大きいでしょう
もしくは、トレーニングでよっぽど手ごたえがあったか?
速いペースかどうかは日本記録ペースは4分20秒/km
これに近いタイムでレースは作られるでしょう。
逃げるとなると、4分15秒前後が必要になるでしょう
そうなると世界記録3時間32分33秒。
サブ3を「歩いて」する必要が出てきます。
レースは一人で作るものでは無く、集団で作られるもの。
どんなレースになるのか?想像するだけで楽しみです
(選手は大変ですが。。。)