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ウォーキングブログ
運動生理学からのトレーニングのアプローチ
「乳酸」と聞くと、疲労物質というイメージが
ちょっと運動生理学をかじった人ならあると思います。
最近はウォーカーもランナーも、ネットで情報が収集しやすくなって
言葉ぐらいは知っている方も多いかと。
運動をするとこの「乳酸」が筋肉にたまり
筋肉が固くなったりして疲労し、動かなくなります。
東大に練習に通っていたころ、運動生理学の教授から
「乳酸」疲労物質ではなくエネルギー源
との話をしてもらいました。
確かに、私自身が乳酸値(LT値)の測定をしたときに
遅いペースでの測定だと、疲労で上がるはずの乳酸値が下がっていった経験があり
実感としても遅いペースを続けると一定の速度と距離であれば
楽になったという実感もありました。
実感としてもデータとしても、「乳酸」がエネルギー源である
というのは感じたことがあります。
とはいえ、乳酸の蓄積が身体を疲弊さすのも事実
一般的には指先からの採血で血中の乳酸濃度が2ミリモル
で、あればランニング・ウォーキングがペースが持続できる疲労度であり
4ミリモルまでLT値が上昇すれば、そのペースの持続が難しくなる
分岐点と言われています
(スポーツの種類によってこの数値は変わります)
ただ、一般的なランナーやウォーカーは、
それを、どう活用したらいいか?
そもそも自分は、時速何キロでその乳酸が2ミリモルや4ミリモルになるのか?
かが分からない
実際のトレーニングに活用のしにくい、数値だと思います。
ただ、今ではその測定をしてくれる機関もあるそうなので、
ネットで調べて、測定し自分のLT値を知ることができます。
つづく