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勝利至上主義の本質ってなんだろう。。。
どうも「勝利至上主義」が悪者のようです。
どんな意味なのか調べてみたら
https://dictionary.goo.ne.jp/jn/287256/meaning/m0u/
相手に勝つことを絶対的な目標とする考え方、とあります。
何をしてでも(ルール違反を犯して)勝つことと、は書いてなくてホッとしました。
こういう話題になると、やはり五輪選手をメダルで評価をする
っという基準は日本には馴染まないのでは?っと思います。
特に金メダルが少なくてみんなが銀メダルが多くなったとしても
メディアは「勝負弱い日本」という論調の記事を、今の風潮で書けるのかなぁ、っと思います。
そりゃ、プロの世界は結果が全てです。つまり勝利至上主義です。
頑張ってても結果が出なければクビで、頑張ってても結果を出せば称えられます。
つまり、今の風潮のまるで逆です。
もっと、過程を!評価しよう!!、という記事を書く、スポーツ記者はいないでしょう。
そりゃ、今回のスポーツを揺るがす問題は、学生スポーツなんだから
勝利至上主義では無くて、結果はともかくプロセスを評価しないといけない!
という話なのだから、当てはまらないでしょう、という声もあるでしょう。
ただ、ナショナルチームの現場で、「メダル獲得数」を評価基準として示されて
それに対して、強化育成をしているものとすれば、
ではどのタイミングで「プロセスでは無く、結果に拘る強い気持ちが必要だ」と選手に教えれば良いのか?
っと考えてしまいます。
学生が実業団の選手になるまで待たないといけのか???
強化は遅れるし、日本より「勝利至上主義」が徹底している外国勢に後れを取るのは必至です。
それに、学生だったとしても日本代表に選ばれれば、メダルは期待されます。
その学生が
「アメフトの一件で、結果では無くプロセスが大事だと皆さんが言ってました。メダルを獲れなかったですが、私は頑張りました」
というコメントを惨敗した選手がしたら、皆さんはどう反応するのだろうか?
っと思わずにはいられません。
学生のうちは国を代表とするという自覚がなくても良し?
JOCはメダル数で競技団体を評価しなくなる??
税金を投入してでも強化をしているのは、教育のため???
もし、来月のサッカーのワールドカップで日本が惨敗でも、世間は怒らないってこと????
今回の一件で一番困っているのは、スポーツ庁かもしれませんね
メダル獲得数は勝利至上主義を助長している!!とか怒られそうで。。。
ネットで調べた限り、前述の通り「勝利至上主義」ってルール違反をしてでもないのです。
選手を勝たせることでしか、自己肯定をできない歪んだ指導者が
「勝利至上主義の本質」を捻じ曲げてしまっているんだと思います。
選手が勝つ、ということは、選手が有能で努力をしたから勝つのであり
指導者が有能だから勝つわけではありません。
だって、どんなに優れた指導方法をもっていたとしても、
選手がやらなければなんの成果も上げられません。
どんな素晴らしい結果も、
俺(指導者)が選手を勝たせた
では無く
=選手が勝った!=
なのです。それは現場の指導者は絶対に忘れてはいけないことで
今回の騒動で、一番論じられなければいけない「勝利至上主義」の論点なのだと思います。