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初心者 のための トップウォーカーのフォーム解説② 【腕振りが身体をコントロールする】
私の盟友、ジャレド・タレント選手です。
彼はメダルコレクターの異名をとり、出場した試合でメダルを獲る確率は70%以上です。
五輪では金銀銅の全ての色のメダルを獲得している選手です。
彼がロンドン五輪で金メダルを獲得した前年1年間はずっと彼のサポートをしていました。
彼のコーチより長い時間、五輪の前年はタレント選手と過ごしていたので、
お陰様で堂々と「金メダリストのコーチだった!」と言えるのです。
そんな訳で今でも本当にしています。
彼のフォームの特徴は、低い腕振り。
歩幅も狭く、身体が浮きやすいフォームですが、腕を低くすることで、
身体が浮かないようにしています。
得てして腕を低く振ろうとすると、腕振りで地面を叩くような感じになるのですが
タレント選手は、腕を低く振りつつ、拳で地面を叩くような腕振りにならず
重心が浮かないようにコントロール出来ています。
そして、つま先が綺麗に上がることで、振出した足がブレーキとならないので
スムーズな重心移動が出来ています。
タレント選手は、身長が高いです。
長身の選手は、歩幅が比較的広いので、無理に広げるよりも
ナチュラルに歩幅を作り、上下に浮かないようにする。
というのも、自分に合ったフォームの作り方だと思います。
50㎞という長丁場。
20㎞であれば、距離も短いのでパワーで押し切れる部分もありますが
50km では動きのロスをどう少なくするのか?それがとても大事です。
低く腕を振る。簡単そうで難しい技術ですが、長身の選手は、
タレント選手のフォームを真似てみるのは良いと思います。