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ウォーキングブログ
皆さんのフォームを動画でみて、昔の自分を思い出す
動画講習が無事に終わりました。
コツコツと皆さんを撮った動画を添削しています。
そこから見えてくるのは、競歩で難しいのは「膝を伸ばすこと」のようです。
競歩のルールでいうところの「ロスオブコンタクト」です。
実は私自身、この膝曲がりでいつも失格になっていました。
おそらく、競歩の選手としては比較的失格が多い方だったと思います。
(なぜか国内では多く、国外では1回しか失格したことがない…)
膝が曲がっているのか?伸びているのか?
それを自分の感覚だけで判断するのは失敗の種です。
必ず、第3者に確認をしてもらうようにしましょう。
自分では膝が伸びていると思っても、実際には曲がっている場合が多いです。
膝関節が柔らかい・硬い、というのは膝を伸ばしやすい、伸ばしにくい
に当然関わってきますが、トレーニング次第です。
たまに、これぐらいは曲がっても大丈夫だろう、と自己判断をされている方もいますが
違反を決めるのは、選手ではなくて審判です。
そのことを間違えてしまわないようにしましょう。
どんなに「いやー、膝が硬くて伸びないんですよ」という方でも
基本的には伸ばすことは充分できます。
ただ、ゆっくり歩いて治す、ということになかなか気持ちが向かないものです。
その気持ちは、私自身痛いくらい分かります。
選手として強くなって失格になると、強さを優先させたくて、失格が続いてもなかなかフォームを治す
ということが出来ませんでした。
しかし、失格が続くというのも、強くなった後はつらいもの…
そこから一念発起して、とにかくフォーム・フォームで、しまいには「コーチが良くなった」
という言葉も信じずに、まだまだ駄目だ、と思って練習をしてました。
皆さんが競歩を学ぼうとする、真摯な姿をみて、また動画でもチェックして
そんな頃の自分を思い出した感じです。