BLOG

ウォーキングブログ

男子50㎞競歩 予想!

男子50㎞競歩

金:ジャレド・タレント(AUS)
銀:マティ・トス(スロバキア)
銅:新井 ヒロオキ(日本)

日本選手
新井選手 5位±5
谷井選手 6位±5
盛岡選手 8位±5

メダル予想
金メダルにタレント選手と予想。試合に対する抜群の調整力は群を抜く
五輪連覇がかかる。上位者のドーピング違反による繰り上がり1位で
大観衆の前でのTOPゴールがないため、ぜひその歓喜のゴールを味わいたい
15年世界陸上この種目を圧倒的な強さで金メダルを獲得したトス選手もあなどれないが、今季は1月に
国内大会の5000mで19分台で歩いただけで、主要な試合にも参加していない。
世界陸上前は、20km50kmともに出場し、その好調さから金メダルを獲得しただけに
試合に出ていないのは気になる、したがって銀メダルとした。
TOP2名は抜けているが、銅メダル争いは混戦。日本の選手すべてに可能性がある。
新井選手を銅メダルに挙げたのは、20㎞でも強さが発揮できるスピードが武器であるところ。
世界大会は出場するたびに順位を上げているだけに、15年世界陸上で4位となると
今回はメダルとなる。期待が谷井選手に向かう分、気持ち的にも楽に臨めるはず。

割って入るとすれば、フランスのディニズ
鈴木選手が更新するまでは、彼が20㎞の世界記録保持者。
スピードは抜群だが、故障がちで今期も主要レースには不参加。
世界陸上では2回・五輪では1回と、失格が多いのも気になるところ
ただ今季は3月に3時間37分48秒という今季世界最高を出している。
そのダメージから回復し万全で五輪に調子を合わせてきているのであれば、
金メダルまで獲得できる可能性は充分

レース展開
気象状況にもよるが、50㎞は3時間40分もの長丁場。いつもの50㎞のレース同様
前半は1㎞4’30前後でお互いの様子を見ながらのレースとなる。
おそらく30㎞ぐらいまでは20~30名程度の大集団、トス選手は早めの飛び出しで金メダルを
獲得したが、今回は自重するとみる。ディニズはマイペースで飛び出す可能性も高い
レース展開を握るのはタレント選手。彼がメダルを逃したことはないのは誰もが知っている。
つまり、彼にさえ着いていれば、メダルを獲得する可能性は高くなる。
タレント選手は金メダルに向けて積極的に動きたい。いつもは誰かが仕掛けた後に、様子をみながら
順位を狙いに行くというのが彼のメダル獲得の黄金パターン。
しかし、それで1位ゴールを逃してきた。タレントとしては35~40㎞で仕掛けて、レースも全体動かしたい

日本選手
新井選手
レベルの高い日本男子20㎞で1時間19分台で3位に入賞。このスピードは他の50㎞日本選手にはない
大きな武器。
50㎞でも日本記録まであと僅かに迫る自己記録
15年世界陸上では中盤失速したが後半見事な追い上げで、谷井選手の銅メダルに貢献した。
メダルこそ谷井選手が獲得したが、新井選手が獲得してもおかしくなかった、日本のメダル候補1番手

谷井選手
メダルを獲ったことがあるという経験は大きい。メダル争いとなる後半は精神力の勝負。
そこで、この獲ったという自信が勝負強さを発揮するはず、混戦になるようであれば谷井選手の
良さが活かされる。今期もここまで順調に来ているのも心強い
前回五輪は、試合直前に「肺気胸」になるというアクシデントがあり、無念のリタイアだった。
その悔しさをメダルで晴らしてほしい

森岡選手
久しぶりに代表の座を逃し、苦しいレースが近年続いていたが、昨年の全日本競歩高畑大会で
見事に復活し、代表の座を手にした。
苦しんだ分、精神的にも成長し、選手としても人間としても大きくなったはず。
もともとは11年世界陸上大邱大会で50㎞では久々の日本人入賞を果たした実力者。安定したレース運びが
武器なだけに、最初から積極的なレースをしたい、常に5位以内でレースを進められればメダルまで届く可能性もある。

Follow me!

関連記事

  1. 世界陸上ドーハ大会 競歩史上初 女子20km競歩W入賞 金メダル…
  2. 世界記録保持者が語る、競歩選手に必要な最も能力とは?
  3. 世界記録誕生からみる日本競歩が準備しておかなければいけないこと
  4. 夏場のウォーキング・トレーニング。1時間で身体に吸収できる水分量…
  5. 第45回 全日本競歩能美大会 男女20㎞展望(リライト修正)
  6. トップアスリートが真剣な大会なのに超ゆっくり歩いてくれている貴重…
  7. 東京オリンピックまでの、ウォーキングplus競歩 イベントライン…
  8. 明日、東京五輪に向けた20km競歩の最後の戦い
<<
PAGE TOP