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競歩のモーションキャプチャーから分かること② 押す力の重要性
モーションキャプチャーで、驚かれた一つに
頭の上下動がほとんどない、ということは前回①でもお話しました。
そして、上記写真、地面に「4」とあるところから赤い線が腰に向かって伸びています。
この赤い線は何を指しているかというと
地面への圧力の強さと方向です。
線が長ければ長いだけ、強い力が掛かっているということです。
ちょうど左足(緑色の足)で地面を「いわゆる蹴っている」という瞬間なので
赤い線が長く出ています。
皆さんがイメージする、つま先で地面を蹴るならば、この位置で強くふくらはぎで
地面を蹴れば、頭の位置は上に上がりますが、そんなことは起きませんでした。
つまり、力は確実に地面に伝わっている(赤い線よりそれがわかります)。
しかし、頭の位置は変わらない
(動画でなくて恐縮ですが、ふくらはぎで地面を蹴ればかかとの位置はもっと高いはず)
そのことからも、足の力は地面を「押す力」(蹴ることで身体が浮くのではなく、地面に力を伝えている)
によって、前に進んでいるのが分かります。
つま先で、地面を蹴るのでは無いのです。
「押す」なのです。