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2023世界陸上ブタペスト大会 女子20㎞競歩レビュー
女子20㎞競歩も、20㎞競歩らしいラスト5㎞で勝負が決まる
試合になりました。
勝ったのはマリア・ペレス選手
なんと男子20㎞競歩と併せてスペインは2冠となりました
ヨーロッパ勢の古豪国が強さを発揮してきました。
スタート時が21℃と涼しかったので、
比較的ハイペースでのレースとなりました。
そして、10㎞を過ぎると各選手が15㎞でのスパートを意識して
少しずつペースが落ちていく展開、嵐の前の静けさ
それを打ち破ったのはマリアペレス選手
16㎞地点で作ったLAPは4’06/㎞
これは男子選手のペースです。
これをやられては、前回大会金メダリストのガルシアレオン選手も
対応しきれませんでした。
オーストラリアチームのモンタグ選手が必死に対応しましたが
18㎞地点でマリアペレス選手がまたハイラップ、4’05/㎞を出して振り切りました
「強い!」レースでした
藤井選手も最初のハイペースも落ち着いてレースを作りましたが
涼しくなって「力勝負」に持ち込まれると
苦しいレースとなってしまい「連続入賞」は途切れてしまいました
若い二人は、自分と世界との距離を掴めたと思います
前向きに捉えて、「戦える選手」への飛躍を期待したいと思います
競歩を席巻してきた「中国女子競歩」
今回も7位入賞がやっとの惨敗でした。
世界の進化は、アジアを置いていきつつある
改めてそう感じさせる、女子20㎞競歩でした